タイの金時豆を煮てみた。備忘録として書き留めておくことに ...
ココナッツミルク系のデザートなどに入っている赤いマメは、タイ語でトゥアデーン (ถั่วแดง) である。日本の金時豆のような見た目の豆である。茹でただけならトムトゥアデーン (ต้มถั่วแดง) 、甘煮にすればトゥアデーントムナムターン (ถั่วแดงต้มน้ำตาล) 、餡にすればトゥアデーンクワン (ถั่วแดงกวน) だと思う。ちなみに、日本の小豆 (あずき) はトゥアデーンイープン (ถั่วแดงญี่ปุ่น) だと思う。
私は時々日本の「あんこ」が食べたくなる。今ではセブンイレブンなどのコンビニでも、いろいろなアンパンが買える時代になり嬉しい限り。スーパーマーケットにも日本の食材も豊富に並び、ありがたい時代になったものだ。そんな中「小倉あん」なる缶詰も並び、時々買うようにもなった。ところが、コロナ騒動が始まり「小倉あん」なる缶詰もその姿を消したのだ。では、トゥアデーントムナムターン(甘煮) は? 探したけど見当たらない。スーパーマーケットには置いてないのだ。
では、自分で作ろう!
材料
- 金時豆 RED KIDNEY BEAN (500g):2袋
- 砂糖 (1Kg入):1袋 好きな種類の砂糖
- 醤油 (塩の代わり):大さじ2

つくり方
- 金時豆をきれいな水で急いで水洗い。洗っている最中も金時豆は水を吸うので注意。
- 大きめの鍋に洗った金時豆を入れ、3倍程度のきれいな水を加えで8時間以上おく。金時豆は水を吸ってシワシワになるが、最後の状態ではシワがなくなる。倍の大きさになる。加える水の量の目安は、金時豆が水を吸いきっても顔が出ない量。そうそう、この間、浮いてきた金時豆と見た目の悪い金時豆は思い切って捨てること。
- 金時豆を戻した水につけたまま状態の鍋をそのまま中火〜強火にかける。アクは適度に取った方がベスト。ここで、規格外の金時豆を見つけたら排除。
- 煮立ったら、ざるに移して茹で汁をきる。一度茹でこぼしてから、茹で直しするためである。
- 鍋に金時豆を移し、新たにかぶる程度の水を加えて中火にかける。沸騰してから 50分のタイマーセット。茹でている間は、金時豆が茹で汁から顔を出さないように注意すること。茹で汁が足りない場合は水を足す。とにかく、アクが出るので、きれいにアク取りすること。
- 50分たったら、金時豆の柔らかさをチェック。食べて判断すること。鍋の中の茹で汁の量は、ひたひた程度であることを確認。硬いと感じたら再度 10分。良しと思えるまで繰り返す。金時豆の柔らかさと茹で汁の量を調整しながら茹で上げること。
- 茹で上がったら1kg の砂糖を2〜3回に分けて入れる。毎回、砂糖が溶けきって均一感を感じるよう心がけること。砂糖を入れると茹で汁が増え、スプーンでもなめらかに撹拌できるようになる。
- 醤油を回し入れて 20分程度弱火で最終仕上げ。ひたひた程度になるように適度に茹で汁を調整すること。
- 煮崩れた金時豆もあるが、その金時豆も美味しい。適度に冷まして完成。

ここはタイ
時々、悪い豆が非常に目につく袋に遭遇する。生産農家や時期が関係あるのだろうか。アタリハズレは、ご愛嬌。
保存方法
一週間程度で食べきる量を冷蔵保存。残りは冷凍保存。茹で汁も一緒にタッパーに移し入れてフリーズ。凍ったままの金時豆も格別。
餡を作る (トゥアデーンクワン)
熱いうちに、小鍋に欲しい分量の金時豆を移し、茹で汁で調整しながら弱火で練りあげれば「あんこ」の完成。つぶし加減は、お好みで ...

なお、我が家の嫁は、グラスにトゥアデーントムナムターン (甘煮) と茹で汁を入れ、牛乳や豆乳を加えて食べるのである。彼女は良く食べてくれる。「たまには、お前が作れ!」と言いたい私。
私は、もっぱら、爪楊枝で1粒づつ刺して食べるのである。これが最高!! 55555 ...

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