カオグリアップ・クン (ข้าวเกรียบกุ้ง) のカオグリアップ (ข้าวเกรียบ) とは「揚げせんべい」、クン (กุ้ง) とは「エビ」のこと。だから、カオグリアップ・クンとは、「エビ入りの揚げせんべい」のことです。エビが入らないタイプのカオグリアップもあるのですが、エビの風味がある方が美味しいですね。カオグリアップ・クンの方が値段は高いのですが人気があります。
まずは、カオグリアップの基本的な作り方です。
レシピは作り手次第のようですが、黄色のカオグリアップならカボチャ、紫色のカオグリアップなら紫芋を蒸して潰し、それらとタピオカ粉や米粉に、潰したニンニクやコショウを混ぜ、塩などで薄く下味を付けた生地を作ります。その生地をラップなどを利用して棒状にまとめて一度蒸します。蒸した棒状の生地を薄くスライスし、1~2日間、天日干しして完全に乾燥させてた後に、油でカラット揚げて完成。
さて、カオグリアップ・クンは、カボチャや紫芋の代わりに「エビのすり身」を使うのです。だから、カオグリアップ・クンとは「エビのかまぼこせんべい」とも言えそうです。
以下の写真のカオグリアップ・クンは、サイズも大きいし、形も綺麗ですが、そうでない場合もありますので承知おきください。大袋タイプ、小袋タイプなど袋詰めして売っているのが一般的。

すべては、作り手次第でが、大きさもいろいろ。サクサクで美味しいカオグリアップ・クンに出会うと『やめられない、とまらない』ですよ。
そのままでも美味しいのですが、一般的には、ナムプリックパオ (น้ำพริกเผา) などの自分の好きなナムプリックを付けて食べるのです。ナムプリックパオについては、「タイ料理 ホイラーイ・パット・ナムプリックパオ(アサリとバジルの唐辛子オイル炒め)」を参照願います。
ビールのお供にも最高です。貴方も美味しいオグリアップ・クンに出会えると良いですね。
こぼれ話
このカオグリアップ・クンは、インドネシアの「クルプックウダン(英語:Prawn crackers)」が源流かもしれませんね。興味のある方は、自身でお調べ願います。
ところで、タイには「カオクリアップ・パークモー」なるお菓子もあるのですが、まったく別なお菓子です。
コメント