今日は、チャオプラヤーを船でワンラン市場まで。ワンラン市場 (Wang Lang Market) は、タイ語でタラート・ワン・ラン (ตลาดวังหลัง) と言います。タラート (ตลาด) は「市場」ですが、ワン・ラン (วังหลัง) とは? 興味がある方は、ワン・ナー (วังหน้า) と合わせて [วังหน้า-วังหลัง] お調べ願います。
ワンラン市場は、タイ国内最大の病院であるシリラート病院 (Siriraj Hospital:โรงพยาบาลศิริราช) とTanon Wang Lang(ワンラン通り)を挟んで隣接するエリアにあります。船で行くなら、BTS サパーンタクシン駅から連絡のあるサトーン船着場 (Sathorn Pier) から乗り、プラノック (พรานนก) = Prannok (N10) 船着場で降ります。プラノック船着場が既にワンラン市場の入り口なのです。

庶民感覚の衣類やアクセサリー、お菓子やデザート系がメインの市場。タイの伝統菓子とタイの伝統的なファーストフードの店が山ほどあり、食べ歩きが面白い。オシャレなカフェやベーカリー、そして、軽食屋台もB級グルメレストランも ... 生鮮食料品の店がないので小奇麗な市場です。近代的/人工的な市場ではないバンコクらしさを感じることができるローカル市場です。
シリラート病院の関係者や利用者、チャオプラヤーの対岸にあるタマサート大学の学生もこの市場を利用しているので、それなりの人出があります。
以下のマップのピンク色のエリアにある小路がワンラン市場のぶらりぶらりのストリートなのですが、プラノック船着場界隈、シリラート病院との境界に当たる Tanon Wang Lang(ワンラン通り)から入れるビルなどにも店があります。

以下、ワンラン市場の Google Map 情報。
以下の写真は、ワンラン市場の風景なのですが、朝の早い時間のものです。観光客も増えているようで、込み始めると人がいっぱいで写真も思うように取れない状態になります。なお、ワンラン市場の中は、Google Map のストリートビューが使えます。




ワンラン市場への行き方
サトーン船着場 (Sathorn Pier) から Thai Smile Boat (TSB)または Chao Phraya Express Boat (CPEB) で Prannok (N10) まで。船会社にはそれぞれ幾つかの Lineがあるのですが、どの船に乗っても Prannok には必ず止まります。CPEB は、Line により値段が違うし、船のスタイルも違います。TSB は、エアコンがあり、何処で降りても 20 バーツです。なお、平日と休日では運行スケジュールが違うので注意されたし。
TSB Web サイト:https://minesmartferry.com/
CPEB Web サイト:https://www.chaophrayaexpressboat.com/
CPEB は、4種類の Line の利用が可能です。以下の画像をクリックすると「Chao Phraya Express Boat 船着場(航路図)」を表示することができます。TSB の詳細は「ノンタブリー市場(チャオプラヤー船の旅)」を参照願います。参考まで。

Chao Phraya Express Boat 船着場(航路図)表示
以下の写真は、プラノック船着場にある Chao Phraya Express Boat 価格表です。例えば「オレンジライン」なら、乗り降りの船着場とは無関係で航路内の料金が一律 16バーツなのです。

なお、プラノック船着場とチャオプラヤーを挟んで対岸の王宮前のターチャーン (ท่าช้าง) = Thachang (N9) 船着場との間の渡し船もありますので参考まで。一人 4.5 バーツで降りた船着場を出る時に支払います。

以下の写真が渡し船の案内です。私も利用したことがありますが、タイムテーブルが不明なので、係員に確認しましょう。プラノック船着場は「Tha Wang Lang」、ターチャーン船着場は「Tha Chang」と書いてありますね。なお、案内にある「Tha Phra Chang」は、同じく対岸のタマサート大学に隣接しているタープラチャン船着場です。タマサート大学の学生がこの市場を利用することが容易に想像できると思います。

ワンラン市場のお店紹介
ワンランベーカリー [วังหลัง เบเกอรี่:Wang Lang Bakery]
Google マップリンク :https://goo.gl/maps/sNtNUsPbfjCyfNNA9
Facebook:https://www.facebook.com/WanglangBakery
創業40年以上、人気のパン屋さんとのことでお客がたくさんいますね。

試しに買ってみましたが、パンは日本風のフワフワ/モチモチの食感で美味しいですよ。具材は 20種類以上あるらしいのですが、この手のパンは、日本人の感覚では厳しい具材もあるので、レーズン、サンカヤー(タイ風カスタード)、ハム、バターあたりなら間違いないと思います。

クイッティオ・コンタイ [ก๋วยเตี๋ยวคนไทย:Kuay tiew kon Thai]
Google マップリンク :https://goo.gl/maps/cTjHf1fY9oRg37pn6
直訳すれば「タイ人のクイッティオ」だろうか? 最近は、エアコン完備の小奇麗なレストランよりもこの手の店が落ち着く、私がいるのです。55555 ...
日本風に言うなら昭和の香りが漂う感じの大衆食堂です。店内は結構広く、値段も安いですね。昼時はお客でいっぱいです。

メニューには英語もあるのですが、写真が無い上に見づらく、そして難解なタイ英語です。例えば、パッシーユーは「Pad see ew」、さらに「Pad mama」のローマ字もあるのですが ... 55555

以下の写真は普通のパッタイ (メニュー名:Pad thai no meat) です。普通のパッタイは「パッタイ・タマダー (ธรรมดา)」で通じます。ここのパッタイはピンク色、イエンタフォーソース入りのパッタイなのです。 何と、40バーツ。

Trok Wang Lang(小路)にあるお菓子屋台
以下の写真は Trok Wang Lang(小路)にあるお菓子屋台の「カノムモーゲン」の様子なのですが、もし、見つけることがてきたら、卵ベースのカノムモーゲンカイ (ขนมหม้อแกงไข่) を食べてみてください。油で揚げたエシャロット (ホームデーン:หอมแดง) の薄切りトッピングが乗っていないものが、カノムモーゲンカイだったと記憶しています。非常に美味しいですよ。

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